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複素数の記述方法

一対の実数をコンマ , で区切って丸括弧 () で 囲むことによって複素数を記述することができる。 実部または虚部だけを指定し,もう一方に * を指定して 複素数を記述することもできる。 成分が整数の時,自動的に実数に変換される。 丸括弧 () とコンマ ``,'' を合わせて 複素オペレータと呼ぶ。
  複素オペレータを用いた複素値の記述方法については,複素値の章を参照。   


  c1 = (r1,r2)  // c1 = r1 + r2*i;  (r1とr2は,実数)
  c1 = (r1, *)  // c1 = r1 + 0*i;   (r1は,実数)
  c1 = (*, r1)  // c1 = 0  + ri*i;  (r1は,実数)


複素数の実部と虚部は,関数Re()Im() を用いて取り出すことができる。    


  r1 = Re((r1, r2));  // 実部 = Re(複素数)
  r2 = Im((r1, r2));  // 虚部 = Im(複素数)


  虚数単位(Imaginary Unit)は以下の2つの方法で定義することができる。  


  i = (0, 1);
  i = sqrt(-1);




Masanobu KOGA 平成10年8月19日