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実行時のエラーメッセージ
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matxの実行時のメッセージの説明
クラスライブラリのエラーメッセージ
クラスライブラリの実行時のメッセージは,次の書式で表示される。
"
sourcecode
" :
message
in
func1
()
Error was found in
func1
() from
func2
() from
func3
()
上に示した一般的な名前および値は,エラーメッセージが出力されるとき, これらの名前は適切な実際の名前あるいは値に置き換えられる。
エラーの発生に関係するソースコードを推定して,できるだけオリジナルに 近いかたち(
sourcecode
)で表示する。したがって,必ずしも元の ソースコードと一致するとは限らない。
行列演算のエラーに関して,関係する行列の名前とその行列の大き さを表示する。ただし,名前が分からない場合,行列の大きさ だけを表示する。
多項式演算のエラーに関して,関係する多項式の名前とその多項式 の次数を表示する。ただし,名前が分からない場合は,多項式の 次数だけを表示する。
有理関数演算のエラーに関して,関係する有理関数の名前とその有 理関数の分子・分母の次数を表示する。ただし,名前が分からな い場合,有理関数の分子・分母の次数だけを表示する。
リスト演算のエラーに関して,関係するリストの名前とそのリスト の成分の数を表示する。ただし,名前が分からない場合,リス トの成分の数だけを表示する。
関数名
func1
は,行列演算では
Mat***()
,多項式演算では
Poly***()
,有理関数演算では
Rat***()
,リスト演算では
List***()
となる。
関数が呼び出された順番を同時に表示する。上の書式の場合,
func3()
から
func2()
が呼び出され,
func2()
から
func1()
が呼び出され,
func1()
の中でエラーが検出されたことが分かる。
Masanobu KOGA 平成10年8月19日