print

【目的】

print - データの表示およびファイルへの保存

【形式】

print expr1, ..., exprn;
   任意の型 expr1, ..., exprn;

  
print expr1, ..., exprn -> file;
   任意の型 expr1, ..., exprn;
   String file;

  
print A >> file;
   (Matrix|CoMatrix) A;
   String file;

【詳細】

print expr1, ..., exprn は，データ expr1, ..., exprn を画面に 変数名と共に出力する。変数でない場合は，ans という名前が用いら れる。

print expr1, ..., exprn -> file は，データ expr1, ...,
exprn を ファイル file に，MX-データフォーマットで保存する。ファイル名の 拡張子は通常 .mx を用いる。拡張子は省略可能である。 この方法はデータをメモリに登録されている形式でファイルに保存する ので，データの精度が保存される。また，システム(CPUやOS)の情報も 同時に保存されるので，アーキテクチャの異なるシステムでもデータを 共有できる。

print A >> file は，実行列または複素行列 A をファイル file に MAT-データフォーマットで保存する。MATデータフォーマットはテキスト (アスキー)ファイルであり，非常にシンプルなので，外部プログラムと データを交換するのに適する。

【例題】

>> a = 1;
>> b = "hello";
>> c = [[1 2][3 4]];
>> d = {1, 1.2, (3,4)};
>> print a, b, c, d;
a = 1
b = hello
 === [c] : (  2,  2) ===
            (  1)           (  2)     
 (  1)  1.00000000E+00  2.00000000E+00
 (  2)  3.00000000E+00  4.00000000E+00
d = {1, 1.2, (3,4)}
>> print a, b, c, d -> "data.mx";
>> print c >> "c.mat";

【参照】

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