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C言語のソースの生成

matcをオプション-mm付きで実行するとMATXのソース をC言語のソースに翻訳して,.cというファイルに変換します。 例えば simu.mmというファイルを作っていたとすれば,
  % matc -mm simu.mm
simu.cというC言語のソースが出来上がります。 具体的にはMATXで用いるライブラリなどのヘッダファイルがインクルードされ, 行列関数などが,C言語に準拠したものに翻訳されます。

また,matcをオプション-c付きで実行すると MATXのソースとC言語のソースからオブジェクトファイル .oに変換します。 例えば simu.mmというファイルを作っていたとすれば,

  % matc -c simu.mm
simu.o(DOS/Windows の場合simu.obj)という オブジェクトファイルが出来上がります。

C言語のソースやオブジェクトファイルから実行可能プログラムを 生成することもできます。例えばsimu.cというC言語のソース を作っていたとすれば,

  % matc simu.c
とすればsimuという実行ファイル(DOS/Windowsの場合,simu.exe) が出来上がります。概算でインタ プリタよりもコンパイラの方が4, 5倍スピードが速くなっています。した がって,シミュレーションのバグをインタプリタでとり,その後に実際に シミュレーションする時にはコンパイラを用います。

Masanobu KOGA 平成11年9月20日