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データをファイルへ書き込むには,printコマンドを用いる。
出力先を記号->によってファイルにリダイレクトする。
matxの場合,拡張子を省略すると,拡張子はmxとなる。
データは,MXデータフォーマットでファイルに書き込まれる。
print a, b, c, d -> "filename.mx";
データをファイルからの読み込むには,readコマンドを用いる。
入力先を記号<-によってファイルにリダイレクトする。
matxの場合,拡張子を省略すると,拡張子はmxとなる。
matxの場合,ファイル名だけを指定すると,ファイルに保存されている
全てのデータが読み込まれる。ただし,保存したデータと同じ変数に読み込まれる。
read a, b, c, d <- "filename.mx";
この方法はデータをバイナリ形式でファイルに保存するので,
データの精度が保存される。次に示すように入力先を変更する記号
<-は式の中に現われる可能性がある。
print 0<-a;
この式は-aが正である(0より大きい)かどうか調べる意図で書かれているが,
< と - の間にスペースが無いので,まとめて<-として解釈され,
文法エラーになる。< と- の間にスペースを入れると
意図通りに解釈される。
Masanobu KOGA
平成10年8月19日