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行列エディタ(Matrix Editor)
行列の大きさが大きくなればなるほど,行列の入力・編集作業は面倒になる。
入力中にちょっとした間違いを犯しても,もう一度最初からやり
直さなければならない。そういった面倒な作業からユーザを解放するために
行列エディタ(Matrix Editor)が開発された。
ユーザがアルファベットや特殊文字などの不適当な文字をタイプしても,
行列エディタが常にタイプされた文字を判断しているので,問題は生じない。
行列エディタの特徴を以下に示す。
- 1.
- 任意の大きさの行列を入力・編集でき,大きさを任意に変更できる。
- 2.
- 大きな行列を編集する時,画面が上下左右にスクロールする。
- 3.
- ウィンドウシステムやグラフィック端末を必要とせず,cursesライブラリ
がサポートするキャラクタ端末,エスケープシーケンスをサポートする
端末で使用可能。
- 4.
- 実行列だけでなく,複素行列も入力・編集可能。
ただし,数式行列の編集機能は未開発。
- 5.
- 単位行列の入力,零行列へのリセット,複素行列への変換,
転置行列への変換が容易。
- 6.
- 行削除,列削除,ペースト,領域の複写が可能。
- 7.
- ファイルへの書き込みと,ファイルからの読み込みができる。
- 8.
- Emacs風キー,vi風キー,矢印キーによるカーソルの移動が可能。
Masanobu KOGA
平成10年8月19日