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プログラム作成手順


  
図 1.4: Matlabによるプログラム作成手順
¥includegraphics[width=0.8¥linewidth]{Fig/flow-matlab.eps}


  
図 1.5: MATXによるプログラム作成手順
¥includegraphics[width=0.8¥linewidth]{Fig/flow-matx.eps}

1.4と図1.5は, MatlabとMATXのプログラムを作成する手順を示している。 Matlabでプログラムを作成するには,ユーザは,仕様にしたがってアルゴリズムを m-file(test.m)の中に実現する。 仕様を満たすまでm-fileのテストと書き直しが繰り返される。  C言語やFortranで書かれたファイル (ctest.c)をそれぞれの言語のコンパイラでコンパイルすれば (ctest.mex),Matlabの関数から呼び出すことができる。

MATXでプログラムを作成するには,仕様にしたがってアルゴリズムを エディタ(vi, emacs)を使ってmmファイル(test.mm)の中に関数として 実現する。   インタープリタ(matx)を使えば,ファイル単位,関数単位,または行単位 に会話的にmmファイルをテストすることができる。 動作確認の終ったmmファイルは,matcによってC言語に変換される。 C言語のプログラム(ctest.c)をmatcの出力コードにリンクすれば, MATXの関数から簡単にC言語の関数を呼び出すことができる。 全てのC言語のファイルが完成した後は,Cコンパイラによってコンパイルし,実行 ライブラリ(MaTX-Lib)とリンクして実行プログラム(test)を作成する。 最後に,実行ファイルを実行して全ての仕様が満たされているかチェックする。


Masanobu KOGA 平成10年8月19日