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RTMATXには,リアルモードのリアルタイム処理プログラムを生成する
Borland C版と,プロテクトモードのリアルタイム処理プログラム
を生成するDJGPP版がある。
Borland C版が生成するリアルモードのプログラムは使用できるメモリ容量が
640KB以下であり,ツールボックスの関数をほとんど組み込めないなどの制約
をうけるが,タイムアウトエラーの検出が正しく行われる。
一方,DJGPPのgccが生成するプロテクトモードのプログラムはパソコンに
実装されたメモリを全て使えるので,ほとんどメモリの制約がなく,
ツールボックスの関数をたくさん組み込める。
また,DJGPP版のRTMATXが生成したプログラムは,ハードリアルタイム性
は保証されないものの,Windows95のDOS窓で使用できることが確認されている。
DOS窓でリアルタイム処理プログラムを実行するまえに,他のWindowsの
アプリケーションを終了することを勧める。
リアルタイム処理プログラムの作成手順は,DJGPP版とBorland C版で異なる。
以下,それぞれについて説明する。
Masanobu KOGA
平成10年8月19日