リアルタイムの割り込みなどのための関数が提供されており,ユーザは リアルタイム処理関数,画面表示/コマンド入力関数を記述するだけで リアルタイム処理を行なうことができる。
制御系の解析設計は一般に下図のように行なわれるが,従来の制御系設計CADが サポートしているのは,同定・モデリングからシミュレーションまでの範囲 であり,制御系の実現(実際のプラントを実際に求められた制御器を用いて 制御すること)は,専用マシン上でアセンブラ,C言語などでプログラム を作成し,実行してきた。 これでは,制御系を実行する前に複雑な専用マシンの使い方や アセンブラなどを覚えなければならないため,プログラムの開発,修正に多大な 時間がかかる例が多くあった。RTMATXは,MATX言語でプログラムを記述 できるだけでなく,シミュレーション用に作成した関数をほとんどそのまま リアルタイム制御に用いることができるので,制御系の実現が非常に容易に なる。
制御系の解析設計手順